@article{oai:minpaku.repo.nii.ac.jp:00008423, author = {丹羽, 典生 and Niwa, Norio}, issue = {4}, journal = {国立民族学博物館研究報告, Bulletin of the National Museum of Ethnology}, month = {Mar}, note = {人類学が学問として制度的に確立する前の移行期にはさまざまな探検という 調査プロジェクトが存在していた。本稿では,そうしたなかでも日本人博物学 者朝枝利男の参加したアメリカの探検隊に注目したい。朝枝利男は,多様な経 歴を経た人物であるが,1923 年の渡米後,アメリカで活躍した博物学者・学 芸員とさしあたりまとめられる。彼は,剥製から水彩画と写真撮影までの多才 な博物学的技術を身に着けていたことから,1930 年代に企画された半ば私的 な調査隊に数多く参加していた。その結果,数多くの博物学的な写真と水彩画 を残している。しかしそれらは世界各地の博物館に散在して資料としての整理 の段階から進められていないままにおかれている。そこで本稿では,以下3 点 を目的としたい。まず,これまで基礎的な資料整備の水準で取り扱われていな かった朝枝利男コレクションの資料が作られた背景を精査することで,資料と しての特徴を明確化すること。その際,あわせていまではほぼ忘れられた朝枝 利男の活動を傍系的に復元すること。そして最後に,本稿からみえてくるアメ リカで行われた史的探検に関わる資料を読み解くに際しての留意点を指摘する ことである。, Research practices of various kinds were established as an academic discipline before anthropology. This article focuses on the American expedition team with participation by Japanese naturalist Toshio Asaeda. Toshio Asaeda was a person with various backgrounds: after migrating to the United States in 1923, he was employed mainly as a photographer, artist, curator or taxider}, pages = {625--682}, title = {1930 年代のアメリカにおける私的探検の考察 : 朝枝利男が参加した探検隊の旅程と経路の分析から}, volume = {44}, year = {2020}, yomi = {ニワ, ノリオ} }