@article{oai:minpaku.repo.nii.ac.jp:00007441, author = {前川, 真由子 and Maekawa, Mayuko}, issue = {1}, journal = {国立民族学博物館研究報告, Bulletin of the National Museum of Ethnology}, month = {Sep}, note = {本論は人々が考える「理想的なオーストラリア」を同国の反捕鯨思想の中か ら考察していくものである。長らくオーストラリアでは反捕鯨思想が広く支持 されており,鯨に対する人道主義的な立場が取られてきた。先行研究では鯨に 対する人道主義を,モラル・キャピタルといったトランスナショナルな反捕鯨 思想の広がりの中で展開されてきた概念と共に考察し,動物との関係性から西 洋近代的な人間像を追求していく人々の様子を明らかにしている。一方で本論 は先行研究に依拠しながらも,これまでの議論では言及されることの少なかっ たオーストラリアに特有の歴史的,政治的,地理的な文脈から,同国で高まる 反捕鯨の社会的背景を紐解いていく作業を試みたい。特に,「われわれのオー ストラリア」や「われわれオーストラリア人」といった人々が想像する理想的 なオーストラリアが,鯨を含む自然を媒介にして描かれる様子を彼らの語りか ら分析していく。}, pages = {71--118}, title = {オーストラリアの反捕鯨思想と人々の考える「理想的なオーストラリア」}, volume = {42}, year = {2017}, yomi = {マエカワ, マユコ} }