@article{oai:minpaku.repo.nii.ac.jp:00004923, author = {川瀬, 由高 and Kawase , Yoshitaka}, journal = {国立民族学博物館調査報告, Senri Ethnological Reports}, month = {Mar}, note = {本稿では南京市高淳区に見られる祭祀芸能「跳五猖」と「小馬燈」をめぐる、無形文化遺産登録 の影響、とりわけそれが地元民にとってもつ意味について考察する。これら祭祀芸能をめぐる3 カ 村の事例は、それぞれ、興隆、新興、衰退と三者三様であるものの、いずれの例でも、祭祀芸能の 資源化は無形文化遺産の登録に先立っておこっており、登録を契機とした民俗の変化という語り口 には馴染まない。現地では、経済発展、出稼ぎ労働者の増加、少子高齢化などのため、民間信仰に 根ざした祭祀芸能の復興が一方では盛んであり、また一方では衰えている。このような状況を廟会 の浮沈、渦の生成と消滅として捉える視点からは、祭祀芸能は機運に応じ、柔軟におこなわれてき たものであることが注目できる。中国の無形文化遺産を捉えるためには、政治経済的影響下のなか ではくぐまれてきた祭祀芸能の性格に着目する必要がある。}, pages = {247--270}, title = {渦中の無形文化遺産 : 南京市高淳における祭祀芸能の興隆と衰退の事例から}, volume = {136}, year = {2016}, yomi = {カワセ , ヨシタカ} }