@article{oai:minpaku.repo.nii.ac.jp:00004922, author = {清水, 拓野 and Shimizu, Takuya}, journal = {国立民族学博物館調査報告, Senri Ethnological Reports}, month = {Mar}, note = {建造物のような有形のものと比べて、芸能、儀礼・祭礼、工芸技術などの無形文化は、人を媒介 として伝承される形に残らない文化実践なので、とりわけ現代中国のような時代の移り変わりが激 しい社会では、意識的に保護しないと相対的に失われやすい。その意味で、こうした無形のものが 無形文化遺産に登録されて、保護・保存の対象となるのは、大変喜ばしいことである。ところが、 無形文化遺産の保護に乗り出して日が浅い中国では、いまだに政策的な矛盾が多々あり、無形文化 遺産の保護と継承においてさまざまな支障をきたしている。本稿は、伝統演劇・秦腔の西安易俗社 という有名劇団を事例として、無形文化遺産の保護・伝承の現場でどのような実際問題がみられる かを報告するものである。事例の検討をとおして、演劇界の当事者たちが直面する保護と継承をめ ぐる現実に迫るとともに、いかに今後の発展と活性化につなげていくべきかという問題についても 考えてみたい。}, pages = {225--245}, title = {文化遺産保護劇団化する百年劇団・西安易俗社の光と陰 : 保護と継承をめぐるある伝統演劇劇団の葛藤}, volume = {136}, year = {2016}, yomi = {シミズ, タクヤ} }